日本中を旅した僕がすすめる青春18きっぷ旅の魅力

小川岳樹

トラベルライター

青春18きっぷはJR在来線乗り放題の特別企画乗車券。

南は鹿児島県、北は青森県と、47都道府県のうち踏み入れたことのない場所は残すところあと数箇所。

今回は僕が思う青春18きっぷ旅のメリット・デメリットやその魅力をご紹介します!

1. 青春18きっぷとは

青春18きっぷはJR在来線乗り放題の特別企画乗車券です。

簡単に言うと、かなり手ごろな値段でJRの在来線に乗って色んな場所を旅行できる夢のようなきっぷです。

小学6年生で1人電車旅を経験して以来、すっかり電車の旅に惹かれた僕は大学3年生の現在に至るまで全国各地を電車で旅してきました。

南は鹿児島県、北は青森県と、47都道府県のうち踏み入れたことのない場所は残すところあと数箇所のところまで来ました。

総移動距離は軽く2000kmは超えているはずです。

今まで大学の長期休暇のほとんどを旅に費やしてきました。

今回は僕が思う青春18きっぷ旅のメリットとデメリットや僕自身の経験を紹介しながらその魅力を紹介したいと思います。

2. 青春18きっぷのメリット

値段

まず、青春18きっぷのメリットは安さです。

1枚で5回分となっており、改札を通らず窓口でスタンプを押してもらいます。

スタンプ1つにつき1人1日JR在来線は乗り降り自由となります。

5人で5つスタンプを押してもらって1日周ることも可能です。

計算すると1回(1人)あたり¥2370です。

僕が旅をして仙台から東京に帰ってくる際は7時間で帰ってこれました。

仙台から羽田を飛行機で移動すると、片道約¥8000ということを考えればかなり安く抑えられます。

時間はたっぷりあるけどお金があまりない学生の長期休暇にはまさにぴったりです!

移動中の楽しみ

photo byCheng-en Cheng

電車の時刻を常に気にしなければならないのですが、反対に一度乗ってしまえばあとは寝たり本を読んだり景色を楽しんだり音楽を聴いたり、車内のマナーに反しない限り自由に過ごせます。

特に地方の電車は席が空いていることが多く、座って快適に過ごせます。

友人や同行者がいればトランプやゲームをしたりできるので、移動中はちょっとした工夫次第で楽しく過ごせます。

また、地方の電車はお手洗いやゴミ箱が設置されているので、駅でお弁当や地酒を買って車内で楽しむこともできます。

3. 青春18きっぷのデメリット

時間の制約

photo bygabihil
青春18きっぷで旅をしようと思うと、どうしても電車の時刻を中心に旅程を立てなければなりません。つまり、時間に制約されながら旅をしなければならないのです。

青春18きっぷは安い分在来線しか利用できません。

遠い場所に行こうと思えば1日でかなり移動しなければなりません。

場所にもよりますが、始発に乗って早朝から移動して、目的地に着く頃には深夜なんてこともザラにあります。

また、地方は都市部に比べて電車の本数自体が少ないので時間には細心の注意が必要です。

夜に電車に間に合わず、その逃した電車が最終列車で無人駅に1人取り残されるということも考えられます。

さらに自分の調べていた情報が間違った情報であったり、ちょっとした準備不足からハプニングに遭遇したりすることもあります。

コチラも是非チェックしてみてください!

僕自身の失敗談です。

旅をしている最中にもハプニングは必ず起きます。ハプニングというと、どうしてもマイナスなことと捉えてしまいがちですが、実は簡単にプラスな要素に変わりうるものなのです。今回は僕自身が一人旅の道中で経験したハプニングとどう向き合ったのかを紹介します。

場所の制約

photo byMichael Kopp
駅から遠い観光地やスポットを諦めなくてはならないことも多々あります。

個人的に温泉地や自然公園などは駅から遠く、青春18きっぷでは比較的アクセスしにくい場所が多い印象ですね。

また、青春18きっぷは販売期間と利用期間が限られているため、1年中販売していて1年中使えるという訳ではありません。

食事のタイミング

photobyRepublic of Korea
常に電車の時刻に合わせて行動しなければならないため、決まった時間に食事が取れないことも多いです。

1時間以上乗り換えの待ち時間がある場合もあれば5分しかないときもあります。

待ち時間に余裕がある場合は乗り換え駅で下車して駅周辺のお店を探したりできます。

しかし時間がない場合は予め軽食を用意しておいて車内で食べておいて目的地でご当地グルメを楽しむことをおすすめします。

また、乗り換え駅で時間的な余裕があっても周辺にコンビニすらなく、食べるものが買えないということもあります。

予め乗り換え駅の情報も調べておきましょう。

4. 青春18きっぷの購入方法

photo byTzuhsun Hsu
基本的にはJR駅の構内にある、みどりの窓口あるいは自動券売機で購入できます。

ネット販売やバラ売りはしていないので5回分¥11,850で購入するのが正規ルートです。

どうしても1回分や2回分がほしい場合はオークションサイトやフリマアプリで取引することも可能です。

また、金券ショップなどでもバラ売されているところが多く、値段も正規より安く取引できる場合もあります。

今年の販売期間及び利用期間は以下の通りです。

*春季はすでに終了しているので省略します。

(夏季用)
発売期間:2018年7月1日(日)~2018年8月31日(金)
利用期間:2018年7月20日(金)~2018年9月10日(月)

(冬季用)
発売期間:2018年12月1日(土)~2018年12月31日(月)
利用期間:2018年12月10日(月)~2019年1月10日(木)
時期によってそれぞれ販売期間や利用できる期間が異なるので事前に注意が必要です。
(JR東海公式サイト http://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket より)

5. 使い方

photo byhalfrain
青春18きっぷは改札を通すことができません。

まず、一番最初の乗車駅改札横の窓口で駅員さんにハンコを押してもらいます。

ハンコには駅の名前と日付が書かれており、そのハンコを駅員さんに見せてチェックしてもらうことでその日1日途中下車及び乗車することができます。

大きな駅では窓口に行列ができることもあり、改札を通してもらうまでに時間がかかる場合もあるので注意が必要です。

6. 青春18きっぷ旅の魅力

僕はせっかちな性格なので、24時間で場所は走ってでも全て巡ります。

そのため、旅に出る際の移動時間は最低でも1日7時間は費やしています。

長時間電車に乗ったり乗り換え待ちをしなければならないので、正直1人だとヒマです。笑

しかし、僕はそのヒマな時間を使って普段はなかなか読まない本を読んだり趣味でもない音楽を聴いたりして過ごします。

それらにも飽きてしまってすることがなくなったらボーっと景色を見ながら考え事をしたり、近くにいる人と話をしたりします。

そうすることで、ゆっくり自分自身と向き合えます。

考えが深められ、普段では気づかなかったことや、悩んでいたこと、抱えていた問題などを整理できて、すっきりします。

また、現地の方と交流し、人間本来の温かみに触れられる機会も多いです。

例えば、僕はつい先日も青春18きっぷを使って旅に出ていました。

旅に出る数週間前に半年以上お付き合いをしていた彼女に自分から別れを告げたのですが、あとになって自分のした決断にどうしても自信が持てなくて悩んでいました。

別れる際に相手を傷つけてしまったこともあり、自責の念にかられ、今更悩んでも仕方のないことを延々と考えていました。

旅の最中も、何度も彼女のことを考え”もっと良い別れ方はできなかったのかな”とか”余計に傷つけてしまったな”といったことが頭をよぎりました。

しかし、長い時間電車に揺られて、流れていく景色を見たり。

駅でハンコを押してもらう際に駅員さんと会話をしたり。

駅ナカのお店で地酒を売っていたおばあさんに戦争のお話を聞いたり。

福島県で友達を作って知り合ったその日に一緒にヒッチハイクをしたり。

濃い日々を過ごす中で自分の悩んでいたことがすごく小さく思えました。

色んな場所で色んな景色を見て、色んな人と話すうちに”もしもまだ付き合っていたら今こうして旅に出てる間も色んなことを気にしなくちゃいけないし、こうして自由に行動できるんだから、これはこれでよかったんだ”と思えるようになりました。

色んな人と交流し、人の温かさに触れることで”付き合った経験を糧に出会った人たちのように温かみのある人間になろう”という結論に至ったのです。

モヤモヤしていた気持ちも、現地の人の温かさや地方の景色の美しさに触れることで、最終的にはとても満たされた気持ちになりました。

photo byJun OHWADA
そして旅を終え、東京へ戻ってから、友人とラーメンを食べに行きました。

食券の券売機の前で順番待ちをしていたときのことです。

前で食券を買っていた人が小銭を落としてしまってそのまま券売機の下に入り込んでしまったのです。

そこで、僕は「ライトつけましょうか?」と言って、携帯電話のライトで照らしてその人が小銭を取り出すのを手伝いました。

無事に取り出せたのを確認してライトを消すと、

「めっちゃ優しいですね。よかったらこの小銭でラーメン代の足しにしてください。」

と言われました。

友人がいる手前、なんだか急に恥ずかしくなった僕は

「ぜんぜん大丈夫です。取り出せてよかったですね。」

と言って断りました。今思えば受け取っておけばよかったなあ。笑

おわりに

このように旅を通してたくさんのことを経験するうちに困っている人にすぐ手を差し伸べたり、普段ではなかなか気づかない小さな優しさに気づけたり、いつもイライラしていたこともイライラしなくなったりします。

もちろん長時間電車に乗っているのは負担がかかります。

時間の制約があるため、旅行中なのに寝不足という謎の状況に陥ることも多々あります。

しかし、僕はそういった旅の最中の苦労も含めて”青春”というかけがえのないものをこのきっぷが提供してくれるのではないかと思うのです。

次の販売期間は2018年7月1日から8月31日、利用期間は2018年7月20日から9月10日だそうです。(JR東海公式サイト http://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket より)

みなさんも是非この機会に青春18きっぷを利用して、”青春”を感じてみてはいかがでしょうか。

こちらの記事も読まれています icon-chevron-down

42都道府県に行ったことのある大学生にインタビュー!彼にとって旅とはどんな存在なのでしょうか?
普段は気がつかない小さな心遣いや優しさや人間本来の温かさ。知らない自分自身に出会える機会が1人旅に出ればたくさんあります!うまくいかず、結論が出ないまま延々と考えを巡らせることに疲れたら、一度1人で旅に出てみるのはいかがですか?

staywayについて

ホテルや民泊・ゲストハウスなど、その時の旅行の目的に合わせて選択することで、より快適な時間を過ごすことができます。

皆さんんもstaywayでぜひ、ご自身の旅行にぴったりの宿泊施設を発見してみませんか?

小川岳樹
大阪生まれ大阪育ち、都内の大学で歴史学を専攻しています。趣味は読書とサッカーとカメラです。

この旅情報が気に入ったら
Staywayをフォローしよう!

Twitter で
logo