一生に一度は行ってみたい『パミール高原』の絶景ロードトリップ | Stayway Media

一生に一度は行ってみたい『パミール高原』の絶景ロードトリップ

Juri Mizuki

トラベルライター

パミール高原(photo by Adobestock)

パミール高原をご存知ですか?

その名の通り平均標高5000mの高原地帯で中央アジアのタジキスタン、アフガニスタンそして中国に跨がります。

このパミール高原を走る『パミールハイウェイ』という道路があり、ひたすらに続く大自然の絶景を楽しむロードトリップ旅として世界中の多くの登山好きそしてサイクリストの間で話題の目的地です。

私は実際に2018年8月にキルギス共和国からタジキスタンにかけてパミールハイウェイのロードトリップに行ってきたので、今回は私の体験談を交えてパミール高原の魅力に迫っていきたいと思います。

1. パミール高原について

パミール1(photo by Juri)

上で述べたようにパミール高原は3カ国に跨がる平均標高5000Mの高原です。

タジク語で『世界の屋根』と呼ばれています。

パミール高原は東西そして中央パミールに分かれていて各高原に7000mの山が位置しています。

中国領の属する東パミールの最高峰はコングール山(標高7719m)、タジキスタン領の西パミールの最高峰はクングール山(標高7495m)と非常に高く、富士山の標高の3776mと比較するといかに高いか想像できるのではないでしょうか?

ちなみに世界一高い山のエベレストは8848mです。

一方、中央パミールは東西の険しさと裏腹に標高3000~4000mで盆地であるため比較的に傾斜がゆるやかでロードトリップに向いていると言えるでしょう。

2. ロードトリップのルート提案

ルートは基本的に時間的都合により以下の3つに分かれます。

maps from google

(photo from Googlemap)

① キルギス共和国第二の都市オシュータジキスタンのムルガブ往復

② オシュータジキスタンとアフガニスタンの国境の町ホログ間の片道

③ オシューホログ経由のタジキスタンの首都ドゥシャンベ間の片道

※絶景が続くワハーン回廊というアフガニスタン国境地帯をひたすら走り抜けるコースを追加する人も多いので②と③は(ワハーン回廊経由)などと考えていただければ幸いです。

ワハーン回廊は地図でいうとC~Dの国境地帯を指します。
細かい地図をご覧になりたい方は以下のリンクからGoogle mapへどうぞ。

https://drive.google.com/open?id=186NCuGLZghIOAOcxUYiPa4bNMHotlkP3&usp=sharing

3. タジキスタンについて

パミール高原
(photo by Juri)

旧ソビエトから独立した国で4つの国と国境を接しています。

首都はドゥシャンベで約892万人で東京23区の人口よりも少ないです。

言語はタジク語でロシア語も通じ、通貨はソモニ(TJS)で1ソモニ=11.41円(2019年6月23日現在)で物価は東南アジア同様の安さです。

日本発タジキスタン行きの直行便は今のところ運行されておらず、周辺国の主要な都市を経由してのアクセスとなります。

現在日本とタジキスタンの両国で運行している航空会社は、エミレーツ航空、S7航空そしてトルコ航空の3社となりますので航空券の予約の際は参考にしていただければ幸いです。

宗教はイスラム教で、治安は2019年6月23日現在は安定しておりますがまたいつ変化してもおかしく無いので外務省の渡航危険情報をしっかりと確認した上で旅行の検討をする事をオススメします。

4. 私が実際に行ったパミール高原の旅スケジュール

1日目  午前:Tulparkel湖 へ向けてオシュを出発 <ユルト泊>

ユルト(photo by Juri)

1日目はキルギスのオシュを出発し、美しい泉を含む壮大な景色を眺めながらTurparkel湖の辺りにあるユルトという中央アジア特有のテントで一泊し翌日のトレッキングに備えました。

※ユルトの宿泊料金には夕食と翌朝の朝食が含まれていました。

ユルトでの夕食

(photo by Juri)

なお、自家発電システムを利用しているので夕方以降であれば携帯などの充電が可能です。

泉(photo by Juri)

Turparkel湖は、主に二種類の色で構成され近づいて見ると透明度が凄かったです。

近くの丘に登るといい景色が眺められます。

created by dji camera(photo by juri)

2日目  午前:レーニン峰のベースキャンプへ向けてトレッキング

レーニン峰

(photo by juri)

朝食を食べ終わるとレーニン峰のベースキャンプに向けてトレッキング開始。

途中は絶景の連続で私が訪れた時は夏だったにも関わらずカラフルな地層を含む山々に雪が残っていてとても綺麗でした。

レーニン

(photo by Juri)

ユルト2(photo by juri)

午後:カラクル湖へ向けて移動   <ホームステイ>

トレッキングが終わった午後は宿泊先のホームステイがあるカラクル湖へ向かいます。

カラクル湖

(photo by Juri)

ここへ向かう途中が本当に絶景の連続でした。

ホームステイ先がある村は湖のすぐ横に位置しているので夜に星空を眺めたりゆったりとした時間を過ごすことができます。

この日に宿泊した宿も朝夕の二食付きで電源も使えて良かったのですがシャワーが水しか出ませんでした。

3日目   午前:カラクル湖が見渡せる山へトレッキング

翌朝は朝食後に広大なカラクル湖を見渡せる山にショートトレッキングしに行きました。

カラクル湖

それからまた絶景の中をひたすら走り抜けムルガブというパミール高原では割と大きな町のムルガブへ向かいました。

午後:ムルガブ村へ移動<パミールホテル>

ムルガブは小さな町で全てが徒歩圏内です。

ムルガブ

(photo by Juri)

中心部にはコンテナで出来た市場がありフルーツや簡単なお土産などはそこで全て手に入ります。

ムルガブの町

(photo by Juri)

キルギス側から来られる方は、ここがタジキスタン入国後最初に現地SIMカードを購入できる場所なので入手しておきましょう。

sim card

(photo by Juri)

この日は『ホテルパミール』というホテルに宿泊しましたが、私は一人で個室を確保したので一泊朝食付で30ドルと少し高めについてしまいました。

もし2名などでツインルームを予約できるのであればその方が安くなるのでおすすめです。

ホテルにはWifiが飛んでいたのですが繋がらなかったので現地SIMが手に入るのであればそれを利用する事を強くおすすめします。

シャワーはなるべく早い時間に浴びないと給湯用の電源が切れて水シャワーを浴びることになるので気をつけてください。

ホテルパミールでは夕食はオーダー形式で一人当たり平均約5米ドルで注文可能でした。

ムルガブ

(photo by Juri)

周辺に灯りが少ないのもあり夜は満天の星空が広がります。

私が訪れた際はたまたまペルセウス座流星群の極大日でたった30分程しか外に出なかったのですが数え切れない程の流れ星を見ました。

4日目 午前:サシクキョリ湖とブルンクル湖観光

ムルガブを朝に出発して午前は美しいターコイズブルーが特徴のサシクキョリ湖と紫色のブルンクル湖を訪れ、ブルンクル村で昼食を食べました。

※昼食はツアー料金に含まれないので追加料金で食べられます。

ブルンクル

(photo by Juri)

午後:カルガシュにてトレッキング <ホームステイ>

そこから平坦な道をドライブしてカルガシュという地域にある山でトレッキングしました。

登った山の頂上からは雪化粧をしたパキスタンの山々が眺められて感動的でした。

登山(photo by Juri)

この先の道はワハーン廻廊経由かまっすぐアフガニスタンとの国境のホーログに向かうか選択可能なので私はワハーン経由で向かう事に決めました。

この日はランガールという村にあるホームステイに宿泊しましたが、またしてもシャワーが水で食事は最悪でした。

実はこの日初めてソースが無い茹でただけのパスタを食べました。笑

ロードトリップ前に非常食としてドライフルーツやチョコレートなどを買っておくとこの様な非常事態に陥った時になんとかそれを食べて生き延びられるでしょう、私は持って来ていたお菓子を全部食べ尽くした後にここに来たので本当に困りました。

5日目 午前:エンゲリサ峰トレッキング

朝にホームステイを出発してエンゲリサ峰の登山口まで車で向かって、8時間ほどトレッキングを楽しみました。

エンゲリサ峰トレッキング

(photo by Juri)

ここはタジキスタン・アフガニスタン・パキスタンの3つの国を同時に眺められる場所で、時間に余裕のある方には是非一泊していただきたいです。

登山2

(photo by Juri)

途中ロバが荷物を運んでいたり地元の方の生活が垣間見れてよかったです。

ここのトレッキングコースは傾斜がなだらかでひたすら長いのが特徴です。

登山3

(photo by Juri)

登山4(photo by Juri)

午後:ランガールへ向けて出発 <温泉地のホテル泊>

温泉(photo by Juri)

トレッキングの後は地元で有名な温泉地へ向けて出発。

温泉は男女別でしたが水着の着用は無しでした。外国人のみ有料との噂を耳にしましたが10ソモニの入場料を徴収されました。

この日はこの温泉のすぐ脇にあるホテルに宿泊しました。

宿泊タイプはプライベートかドミトリーが選択可で、朝食が込みでした。

6日目 ランガールからの移動する途中にある要塞などを訪れてホログにて解散

朝食を食べた後にホーログへ向けて出発。

途中にある要塞跡などを途中で訪れましたが、アフガニスタンへ買い付けに行くタジキスタン人が営むお土産やさんなどもあったので、アフガニスタンの物を買いたい方には是非オススメします。

お土産屋さん

(photo by Juri)

お店の主人はとてもフレンドリーで写真を撮られるのが大好きそうでした。

お土産屋さんの人

(photo by Juri)

ホーログには昼過ぎに到着して各自宿泊のホテルへ送迎してもらってツアー終了でした。

5. 5泊6日にかかった費用と車を手配した手段

パミール高原(photo by Adobestock)

ランドクルーザーと運転手6日間:850米ドル (91,217円)/ 3=283米ドル(30370円)

パミールホテル:30米ドル(3219円)

ユルト一泊:10米ドル(1073円)

ゲストハウス3泊:45米ドル(4829円)

タジキスタンビザ:50米ドル(5365円)

GBAO入域申請:20米ドル(2146円)

※国立公園に指定されている地域の為申請したコピーが必要となります。

ランチを含む雑費:75米ドル(8048円)

オシュからホログまでの合計:514米ドル(55,159円)

私の場合、必要な車をオランダ出身のカップルとシェアした為6日間のチャーターで30370円にする事ができました。

ランクル

(photo by Juri)

キルギスのオシュからのスタートだったのでCBTオフィスという街の観光案内で相談しました。

1人旅の方もスタッフに相談すれば、同じくシェアをする人を探している方を紹介してくれるのでまずは日程と予算を合わせて相談してみることをお勧めします。

下にCBTの専用WhatsApp(欧米で一般的に使用されるLINEのようなチャットアプリ)番号を載せておくので、日程的に余裕が無く前もって計画を立てたい方は直接連絡した上でスケジュールの相談を行うと良いでしょう。

名称:CTB alay

住所:723500 190, Aliev, Osh, キルギス

営業時間:9~18時

whatsapp:+996(706)363738

6. 各都市へのアクセス

パミール高原
(photo by Adobestock)

・日本からドゥシャンベの行き方

上記で述べたように直行便が無いので乗り換えてのアクセスとなります。

・日本からビシュケクの行き方

ドゥシャンベと同様日本からの直行便が無いので周辺国の主要な都市で乗り換えてのアクセスになります。

・ドゥシャンベーホログ間の移動

【シェアタクシー】 300~500ソモニ(3423~5700円) 所要約14~22時間

・ビシュケクーオシュ間の移動

【シェアタクシー】1200~1500ソム (1850~2311円) 所要約10時間

【飛行機】 20米ドル~ 所要50分

パミール高原へ壮大な大自然を体感しに行ってみよう

パミール高原(photo by Adobestock)

いかがでしたか?

パミール高原には氷河、湖、美しい山々そして夜には肉眼でもはっきりと見えるほどの天の川など自然を満喫するアトラクションが豊富とにかく飽きる事が無いです。

360度見渡す限り大自然で、特に登山好きには堪らない場所と言えるでしょう。

私が訪れた場所はあくまで広く美しいパミール高原のほんの一部に過ぎません。

もしもいつもより少し長めの休暇が取れたら次回はパミール高原に行ってみてはいかがですか?

きっとそこには写真では決して伝わらない絶景があるはずです。

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皆さんもStaywayでぜひ、ご自身の旅行にぴったりの宿泊施設を発見してみませんか?

Juri Mizuki
21歳から世界を旅し始めて5年間でラグジュアリー旅からバックパッカー旅など幅広い形での旅を経験し、これまでに102カ国渡航しました。グアテマラのアンティグアでの語学留学経験あり。トラベルコンサルタントとして旅しながらリモートで働かせていただいております。 ガイドブックなどには載ることの無いリアルな情報をここから読者の皆さんにお届けします。現在旅している人・そうでない人関係なく楽しんでいただけるメディア作りをしていければなと思います。

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